体験型映像の出展【日野町廃校施設】
- 奥谷 秀平
- 6月16日
- 読了時間: 3分
更新日:6月21日
2025年6月1日、鳥取県日野町黒坂で開催された「黒坂ストリートマルシェ」&「リノベーションlab祭り」にてoverlayとして体験型の映像を出展しました。

■黒坂ストリートマルシェ&リノベーションlab祭り
日野町の黒坂という町で行われたマルシェイベントです。
30店舗近くの飲食店の出展と「日野リノベーションlab」という旧黒坂小学校をリノベした交流施設で様々なの企画が行われました。
lab祭りでは「健康lab」「カルチャーlab」「わくわくlab」などのカテゴリに分かれた企画が行われました。
overlayはカルチャーlabとして「体験する映像」という展示を出展しました。
■展示内容
旧黒坂小学校の教室の壁にビジネスプロジェクター2台を使用した横長ワイドな映像を投影しました。
普段overlayが制作しているリアルタイムのカメラ加工システムやセンサーに反応して変化するインタラクティブ映像等のコンテンツを約20本ほど展示しました。
いろいろな映像が数十秒ごとに切り替わっていき約5分で一周します。
深度センサー「Azure Kinect」でスキャンした3Dの体験者を加工するシステム
カメラで取り込んだ映像をリアルタイムエフェクトで加工変化するシステム
カメラで取り込んだ映像に反応して体験者の動きに追従して発生する粒子などの映像
カメラで取り込んだ映像を3DCGの物体として配置し映像空間を移動するコンテンツ
日野町の景色が抽象的に表現され、体験者がその景色の一部として加わるコンテンツ etc...
これらはライブ演出などで使用され東京ドームなどの大規模な会場で流れるようなコンテンツです。アーティストの映像に対してリアルタイムで変化を伴うインタラクティブコンテンツとして構築します。
↓実際の体験風景


■インタラクティブ映像・リアルタイムCGの価値
インタラクティブなコンテンツには様々な価値があります。 特に4つの要素があると考えています。
不可逆性・・・その時間その場所でしか体験できない一度きりの表現であること。
テクノロジーとの融合・・・インタラクティブアートの歴史は1960年代まで遡りますがテクノロジーの発達と共に新たな表現が生まれ進化し続けていること。
情報と表現をつなぐ架け橋の役割・・・異なる文化や背景を持つ人々、異なる分野のデジタル情報、数値などをシステムで処理し、表現と結びつける手法であること。
体験を伴う付加価値・・・空間体験コンテンツとして見るだけではない五感を伴う付加価値を提供できること。
■ライブ演出から得た考え方を地域事業に還元する
不可逆的に過ぎていく時間の中で「一度きりの体験」、「瞬間的な体験」に価値があるということ。 この考え方が株式会社overlayのベースの考えになっています。
人口2500人の消滅可能性自治体である鳥取県日野町を拠点とする弊社は、この考え方を地域事業を行う軸として活動していきます。
100年先の地域に想いを馳せて「今」しかない地域を再定義するような試みを展開していきます。
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